1.小型箱型電気炉 最も一般的な型式です。

特徴
・炉内、外とも箱型になり、内面は主に耐火レンガ、セラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中のヒーター使用の炉になります。
・扉の開閉方法は炉口の大きさにもよりますが、蝶番式、片扉式が標準です。
・主な用途:ガラス熱処理、金属熱処理、単結晶焼結、セラミック焼成 等
・主に大気中のヒーター使用の炉になります。
・扉の開閉方法は炉口の大きさにもよりますが、蝶番式、片扉式が標準です。
・主な用途:ガラス熱処理、金属熱処理、単結晶焼結、セラミック焼成 等
2.大型箱型電気炉 より大きな容量で

特徴
・炉内、外とも箱型になり、内面は主に耐火レンガ、セラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・扉の開閉方法は昇降式になります。用途により手動式、電動式があります。
・ゾーンを設け、温度分布をより精密にできます。
・台車を設け、台車式としても御使用になれます。
・主な用途:ガラス熱処理、金属熱処理、単結晶焼結、セラミック焼成 等
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・扉の開閉方法は昇降式になります。用途により手動式、電動式があります。
・ゾーンを設け、温度分布をより精密にできます。
・台車を設け、台車式としても御使用になれます。
・主な用途:ガラス熱処理、金属熱処理、単結晶焼結、セラミック焼成 等
3.管状炉 管状炉芯管など利用する場合に有効です。

特徴
・炉内は円筒状になります。縦型にもできます。炉外形は角型にもできます。内面は主に耐火レンガ、セラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・セラミック管、石英ガラス管など装填して、雰囲気加熱を行うのに有効です。
・割型にして開閉式にすると、試料の出し入れに便利です。
・縦型、横型どちらにもできます。
・主な用途:ガス雰囲気熱処理、ガラス焼鈍、万能試験機用、長物の部分加熱
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・セラミック管、石英ガラス管など装填して、雰囲気加熱を行うのに有効です。
・割型にして開閉式にすると、試料の出し入れに便利です。
・縦型、横型どちらにもできます。
・主な用途:ガス雰囲気熱処理、ガラス焼鈍、万能試験機用、長物の部分加熱
4.環状炉(積層式) 試料の大きさや処理量により段数を加減します。

特徴
・炉内は円筒状になります。炉外は角型にもできます。内面は主にセラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・個別にセンサーを設け、個別に温度制御できます。
・段数を減らすことで、ムダな電力を節約します。
・主な用途:ガラス焼鈍、陶磁器焼成、金属熱処理 等
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・個別にセンサーを設け、個別に温度制御できます。
・段数を減らすことで、ムダな電力を節約します。
・主な用途:ガラス焼鈍、陶磁器焼成、金属熱処理 等
5.ルツボ炉 金属、ガラスなどを溶解します。

特徴
・炉内、炉外はヒーター形式により、円筒状、角型どちらでもできます。内面は主に耐火レンガ、セラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・ルツボなどを用い、傾注式も可能です。
・SUS容器など装填して、雰囲気加熱を行うのに有効です。
・主な用途:金属、ガラス溶解、ガス雰囲気熱処理、陶磁器焼成
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・ルツボなどを用い、傾注式も可能です。
・SUS容器など装填して、雰囲気加熱を行うのに有効です。
・主な用途:金属、ガラス溶解、ガス雰囲気熱処理、陶磁器焼成
6.コンベアー炉 試料の連続処理に

特徴
・メッシュベルト、またはチェーンベルトにより試料を連続的に処理できます。
・内面は主に耐火レンガ、セラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になりますが、レトルトを用いてガスパージ加熱も可能です。
・ゾーンを設け、温度勾配を設定できます。
・主な用途:ガラス、プラスチック系熱処理 等
・内面は主に耐火レンガ、セラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になりますが、レトルトを用いてガスパージ加熱も可能です。
・ゾーンを設け、温度勾配を設定できます。
・主な用途:ガラス、プラスチック系熱処理 等
7.昇降式電気炉 大きい試料の出し入れに便利

特徴
・昇降装置により炉体上部を吊り上げます。試料の扱いが容易にできます。
・内面は主にセラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・ゾーンを設け、温度分布をよりよくできます。
・炉体が上昇しても炉体上部は冷めにくいのでヒーターや炉材の寿命が長い。
・主な用途:ガラス焼鈍、金属熱処理 等
・内面は主にセラミックファイバー断熱材で構成されています。
・主に大気中ヒーター使用の炉になります。
・ゾーンを設け、温度分布をよりよくできます。
・炉体が上昇しても炉体上部は冷めにくいのでヒーターや炉材の寿命が長い。
・主な用途:ガラス焼鈍、金属熱処理 等
8.SUS炉芯管式電気炉 ガス雰囲気で処理するのに有効です。

特徴
・炉体に金属炉芯管を装填することにより、炉芯管内を真空置換などでガス雰囲気にして加熱することができます。
・炉芯管の材質は使用温度によりますが、ステンレス系のSUS304,SUS310Sが一般的です。SUS304で800℃、SUS310Sで約1000℃まで使用できます。
・炉芯管は丸パイプ状型、角パイプ状型等製造可能です。
・扉はフランジ式で0リングを使用するので密閉度が高く、水冷層を施します。
・主な用途:化学製品熱処理 等
・炉芯管の材質は使用温度によりますが、ステンレス系のSUS304,SUS310Sが一般的です。SUS304で800℃、SUS310Sで約1000℃まで使用できます。
・炉芯管は丸パイプ状型、角パイプ状型等製造可能です。
・扉はフランジ式で0リングを使用するので密閉度が高く、水冷層を施します。
・主な用途:化学製品熱処理 等